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未経験からSaaS業界への転職は可能!営業職の筆者がIT未経験で転職した時の戦略。

SaaS業界転職

こんにちは。

コロナも落ち着き、転職市場も以前の状態に戻ってきたなと感じるこの頃です。

 

未経験でIT業界への転職を健闘している方も多いのではと思ったので、

私自身の経験談を共有したいと思います。

少しでも、転職に悩まれている方のヒントになれば・・・!

筆者プロフィール

GMARCH卒業(文系)後、新卒入社の営業会社を1年未満で短期離職。

第二新卒の転職を経て、求人広告の営業会社に入社しTOP営業に。

自身が求めるキャリアを手に入れる為、社会人4年目のタイミングで未経験でSaaSベンチャーに転職。

 

私自身もともと人材業界出身であること、エージェント業をしている友人も多くいることから、転職市場には詳しいほうかと思います。

 

未経験でもIT業界へ転職できる

ここでいうIT業界とはSaaS業界

SaaSとは、Software as a Serviceの略語ですが、クラウドツールと同義です。

身の回りにあるクラウドツールの代表格といえば、GmailGoogle Driveなど、利用している人も多いかと思います。

要は、端末依存もなく、どこからでもアクセスして使えるサービスということです。

もっと詳しく理解したいという人は以下のサイトが参考になるかと思います。

参考1:SaaSとは?意味や読み方、代表例をわかりやすく解説 | NECソリューションイノベータ

参考2:総務省|平成30年版 情報通信白書|クラウドサービスの概要

SaaS業界の今後~成長市場~

クラウドサービス市場の動向

引用:総務省|平成30年版 情報通信白書|クラウドサービスの概要

日本のクラウドサービス市場は、2021年は1兆5,879億円(前年比28.5%増)となっており、今後もますます成長していく市場として注目が高いです。

これ見ると、凄い成長ですよね...!

 

クラウドサービスの普及の背景には、コロナが後押しした背景もありますが、

日本は今後労働人口が減っていきます。労働人口(従業員)が減った中でも、企業は売上などを維持しないといけません。

そうなれば、1人当たりの生産性を上げていくしかないです。その手段として、企業はIT投資が必要不可欠。今まで以上に、人でやっていた単純な業務をシステム化していくことが企業命題としてあります。

 

クラウドサービスはどこからでもアクセスして活用できるメリットがあるので、柔軟な働き方に対応が可能です。

今後、企業が優秀な人材を採用し、長く働いてもらうためには働きやすさの柔軟性も重要になってきます。

 

そういった日本の労働人口減少の背景からも、今後クラウドサービスは普及していくと考えてます。

(普段、お客さんとの商談でも同じようなことを伝えています。笑)

 

SaaS業界での経験が市場価値を高める

成長市場では企業の求人数も多く出ています。

成長市場にいる企業は、社会のニーズに沿った製品を扱っていることが殆どですので会社の売上も比較的高く、自社が求めるスキルが合致した人材をいち早く採用したいという意向の企業も多いです。

 

ただ、日本にはIT人材があまりにも少ない。

あわせて、SaaSという言葉がメジャーになってきたのもこの5~6年くらいなので、そこの知見を持っているだけで、かなり市場価値が高くなります。

 

IT系の企業の求人票を見るとわかりますが、条件面は水準としてもかなり高いと思います。

そのため、最近はIT業界未経験から転職を希望する人も多いです。

未経験からIT業界への転職は甘くない

未経験でもIT業界へ転職はできます。

ただ、先に現実を言うと、甘くないむしろ辛い

私自身が身をもって経験してます。笑

 

前職が求人広告の営業で、社内で表彰を何回も受けてましたが、それでも書類選考や面接の通過率は良いとは言えませんでした。(特に大手企業。私の場合、1社目が短期離職していたことも背景としてありますが…)

 

クラウドサービスのようなサブスクリプション型のシステムの営業は、単純な製品の売切りの営業とは求められるスキルが違います

そして難易度も格段に違います。

特に、クラウドツールでもホリゾンタルSaaSは特に難しい。ここに関しては、別で記事を書こうと思います。

 

なので、企業側もそれ相当の採用ハードルを設けています。

 

学歴も普通、前職も大手企業とは言えない会社での実績、私個人は新卒時の短期離職のハンデもありましたが、SaaS業界への転職ってこんな大変なんだなとくじけそうでした。

IT・SaaS業界へ転職する際の職種(ビジネスサイド)

営業系のビジネスサイドの職種は大きく4つ。

インサイドセールス

フィールドセールスに渡す商談を創出する営業マン。マーケ部分にもかかわったりしますが、基本はアポイントを設定するところまでを担当しています。

フィールドセールス

インサイドセールスが創出したアポイントで、実際に商談をする担当。

カスタマーサクセス

受注した顧客の活用支援などを行う担当。追加発注をもらうなど既存顧客への営業もしたりします。

カスタマーサポート

カスタマーサクセスに近いですが、主にはチャットサポートなど含めた問い合わせ対応の部門です。機能の問い合わせだけでなく、込み入った技術面の問い合わせも来たりします。

カスタマーサクセスとひとくくりにされていることもあります。

 

各職種の担当業務の範囲は企業によってまちまちなので、目安としてみてください。

 

 

IT業界未経験でねらい目の職種は?

こだわりが強くないなら、インサイドセールスが狙いめ。

企業側の視点で考えた際に、未経験者を採用する際にネックになるのは、IT知識がないこと。

加えて、自社ツールの活用知識を身に着けるまでに工数がかかること。

 

フィールドセールス、カスタマーサクセス・カスタマーサポートに関しては

情報システム部門の担当者と対峙する際にIT知識も必要ですし、自社製品の活用に熟知している必要があります。顧客との接点も多い職種です。

 

その点、インサイドセールスは基本顧客との接点が少なく、

電話などでの対応時に、込み入った質問などは受けませんので、上記3つの職種と比べると最初から深い知識をつけなくても何とかなります。

採用する企業側にとって、教育コストが下げられる部分です。

なのでねらい目としてはインサイドセールスになります。

 

とか言いつつ、私自身はフィールドセールスかカスタマーサクセス以外は受けないと誓っていましたが…笑

 

面接は質も量も必要

私も自己応募ふくめ、IT企業30社以上の会社に応募しました。笑

書類で落とされることもありましたが、面接で落とされるケースの方が多いです。

 

未経験からの転職の場合、自身が今まで培ってきたポータブルスキルをどう自社で行かせるのか、そこの言語化をしないといけません。

 

面接官もそういう視点で、いろんな角度から質問してくるので十分な備えが必要。

1回目の転職の時もしていましたが、質問されたことを全て書き出して記録し振り返るといったことを徹底しました。

 

本命の会社に向けて、別の会社で面接練習するのがオススメです。転職の面接は場慣れが何より大事。

 

そんなこんなで、私は未経験でSaaS企業に内定をもらえました。しかもカスタマーサクセスで入社。

内定でたのは、30社受けて2社

面接は基本3次面接まであるところが殆どですが、最終までいったのは恐らくその2社だけだったと思います。

 

行きたいと思っていたのはその中の1社で、そこが落ちたらいったん転職活動ストップしよと思ってたくらいきつかったですが、良いタイミングで内定がもらえたので無事転職活動を終われました。

未経験から転職する際のポイント

今だから分かるけど、未経験からIT業界への転職を進めるうえで内定率を上げるの為のポイントは以下2つだと思います。

大手企業ではなくベンチャー企業のポテンシャル採用を狙う

大手企業(上場企業)は知名度も高いので、基本企業側は特段採用広告費などかけずに勝手に良質な人材からの応募を集めることができます。

その為、ポテンシャル採用という枠も少なく、多くは経験者採用です。(そもそも新卒採用枠でポテンシャル採用枠は埋まります)

 

経験者がうじゃうじゃいるフィールドをメインにして戦うのは、自ら負け戦を申し込んでいるようなもの。

 

また、ベンチャー企業は経験も見ますが、カルチャーフィットなどを大事にしています。

未経験でもある程度のポテンシャルがあって、自社のカルチャーにフィットしそうであれば、採用の確率は高まります。

 

私自身、メインはSaaSベンチャーをメインで面接を申し込んでいました。

実際、大手企業よりもSaaSに関してはベンチャー企業の方が早くから事業に着手していることが多いので、学べることも多いと感じてました。

 

正直言うと、自身のキャリアを考えた際に、大手企業に行きたかったものの狭き門なので、

中長期的な視点で見た際にIT業界で良い条件で仕事ができれば良いという考えにシフトし

まずはベンチャーで実績を十分に出して、より良い条件で大手企業や外資の企業にステップアップする方が着実だと考えてました。

 

これらを踏まえて、未経験での転職活動の戦略としては、以下。

ベンチャー企業のポテンシャル採用枠を狙いに行くということ。

 

IT業界未経験の場合は転職エージェントの利用がオススメ(オススメエージェント紹介)

実際にベンチャー企業への応募は、個人的にはエージェントを通す方が良いと思います。

何故なら、面接対策が取りにくいというのがあります。

ベンチャー企業は大手企業と違い1職種にあたる採用枠が少なく、企業の設立年も浅いので、面接情報が出回っていなかったり、企業方針が高頻度で変わるので、最新の採用動向はエージェントが一番理解しているということもポイントです。

 

実際に、私もエージェントを通して現職SaaS企業に転職しています。

以下、私が今までに活用したエージェントと、周りの友人からの評判を元に、IT業界への転職で個人的にオススメなエージェントになりますので参考までに。

最後に

未経験からSaaS業界への転職はなかなか狭き門ではありますが、

現状の自分の立ち位置をしっかり理解して、戦略をたてて転職活動をすれば

未経験からSaaS業界への転職も可能です!

 

少しでも悩んでいる方のヒントになればと思います!